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前回2月13日月曜日のブログから続きます。 勢い余って、青山の個展会 場に行くことを決めた私ですが、青山に着ていく服なんて ありませんでした。かといって、急に服を買うお金も...そもそも、今どきのおしゃ れな服が売 っているお店に着ていく服がないんですから(笑)。どうにもなりません。 今でもその日の服装を事細かに思い出せますが、安物のTシャツと 手縫いのスカートとスニーカーという、かなりしみったれたいでたちで行きました。(涙) そんな私にまるで芸能人のような洗練された「キラキラさん」は、 とても優しく対応してくれて短時間ではありますが、1対1でのお茶まで誘ってくれたのです。 しかし、場所は青山。連れて行ってもらったカフェのおしゃれ加減は、容赦なく私を傷つけてくれました。 そんな事はありえないのに、お店の中にいるおしゃれなお客さんの視線が私のイケていないいでたちに向いているような気がしました。 さらに、私にとっては敷居の高過ぎるおしゃれなカフェが当たり前な「キラキラさん」の立ち振る舞い、話してく れる素敵すぎるお仕事ネタに、ダメージを受けまくったのはいうまでもありません。 それでも、不思議なもので30分、1時間と、普段の暮らしからは 考えられない状況に身を置いていると、あんなに心地の悪かった空間にいつしか(心地は悪いままですが)憧れを抱くようになってき たのです。 私もいつかこんな場所に気軽に入っていけるようになって、自分の仕事について堂々と話せるようになりたい、と。 そんな思いを察してか?「キラキラさん」は、私のために「自宅カ フェをやりたいなら、こんなお店に行くとおすすめですよ。」「 こんなイベントだと、参加できるかもしれませんよ。」とやさしくアドバイスしてくれて、そのおかげで、その後の私の人生は大きく変わっていきま した。 過去の自分を振り返ってみると、人生の大きな転機にはまぶしいく らいキラキラしている人の存在がありました。 ほとんどの場合は、今の自分と比べ落ち込み、背を向けるために、 集めていた関連雑誌を捨てたり、夢を 断ちるためにパン作りの材料を一式捨てた事もありました。これは 、けっこうな労力です。(笑) それを考えれば、今の「キラキラさん」情報はほとんどネット上ですから、背を向けようと思えば簡単です。スマホに「キラキラ情報見ない! 」と書いた付箋でも貼っておくのもいいかもしれません。(昭和発想?笑) 今まで頻繁に情報をチェックしていた人が、いきなりゼロにするのは無理かと思いますが、なんとなく流れてくる情報に目を通してイライラしてしまうくらいなら、その時間を30分減らす事を意識してみたらどう でしょうか? その中で、イライラではなく、気になって仕方ない「キラキラさん 」が現れたら、それは人生を変えるチャンスかもしれません。
by backe-akiko
| 2017-02-20 11:43
| Backe晶子
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